花の都で笑顔宣言だ。水泳の世界選手権11日目(24日、マリンメッセ福岡)、競泳女子200メートル個人メドレー決勝が行われ、大橋悠依(27=イトマン東進)は2分11秒27で6位。「緊張と疲れもあって、思っていたようなレースはできなかったが、大勢の人が見ている中で泳げて良かった」と神妙に振り返った。

 2021年東京五輪で個人メドレー2冠に輝いた一方で、22年世界選手権は200メートル個人メドレーで準決勝敗退。400メートル個人メドレーでも5位に終わった。今季は200メートル個人メドレーに絞ったが、4月の日本選手権で16歳の成田実生(金町SC)に敗戦。苦悩の日々を過ごしながらも、懸命に己と戦ってきた。だからこそ「東京五輪では無観客でどれだけの人が自分たちを応援してくれているのかわからない状況だったけど、今回こうやってたくさんの声援を目の前で感じられて、すごく力になった」と感慨深げに語った。

 今大会は決勝進出という1つの目標はクリアした。しかし、決勝では準決勝よりタイムを落とした形となった。「悔しいし、緊張だったり、午前にレースがないという日が自分の中で久しぶりだったので、どうやって1日をつくるかという難しさがあった」と猛省した上で、24年パリ五輪に向けて決意を述べた。

「レベルもだんだん上がってきてて(2分)9秒前半だったり、8秒台がどんどん増えてきている。来年戦うには、選考会で余裕をもってクリアして、そこからどうやって上げていくかがすごく必要になってくる。来年決勝で笑って終われるように、あと1年準備したい」

 福岡の地で得た収穫と課題を胸に、次なるステップに足を踏み入れる。