来夏のパリ五輪を目指すU―22日本代表の大岩剛監督(51)が、本紙などのインタビューに応じ、A代表でもエース格のMF久保建英(22=レアル・ソシエダード)の招集を熱望した。

 久保は16強に躍進したカタールW杯でスタメン出場するなど、すでに森保ジャパンの主力に定着。そのため、本来の世代であるパリ五輪を目指すチームの活動に参加したことはない。しかしW杯敗退後に、久保は東京五輪でメダルを逃した悔しさもあり、パリ五輪への出場希望を公言した。

 そうした状況の中、大岩監督は「この年代を引っ張っていく存在だと思うし、そういう立場に立っている。このチームで活動する機会があるとすれば、そういう存在であってほしいと思う」と招集を熱望した上で早くも〝リーダー指名〟だ。

 ただ、パリ五輪も同アジア最終予選(来年4~5月、カタール)も国際Aマッチデー期間ではなく、代表側に拘束力はない。森保ジャパンとの兼ね合いも問題になってくるため「これはA代表、所属チームの状況にもよる。ぜひこの活動を理解していただければいいなと思う」と指揮官も頭を悩ませている。

 しかし、追い風となりそうなのが久保本人の強い意志だ。大岩監督は「本人は『自分としては行きたい』『日常で頑張って、五輪に出られるようにやっていきます』と言っている」と面談の中身を明かした。

「本当に招集できることになればうれしいし、彼はやってくれるんじゃないか。パリでやるというところもある。近いから」と欧州開催のためクラブが許可を出しやすい事情も後押しになると期待した。至宝の電撃参戦は実現するのか、今後の動向に注目が集まる。