なでしこジャパンが出場するオーストラリア・ニュージーランド共催女子W杯が20日に開幕を迎える中、開催国のオーストラリア女子代表が男女の賃金格差を巡って国際サッカー連盟(FIFA)を猛批判した。

 FIFAは今大会の賞金について、各選手がグループステージ突破で3万ドル(約420万円)、優勝チームには27万ドル(約3800万円)と発表している。さらに「これに加えて、すべての協会が成績にもとづいて分配金も受け取ることになる。これは自国のサッカーへの再投資に使用でき、女子競技のさらなる推進に役立つとわれわれは信じている」とFIFAは強調する。

 しかし、当事者の女子選手たちにとっては到底納得できない額のようだ。開催国のオーストラリア代表チームはメンバー全員が出演して動画を配信。そこで、男子と比べてW杯の賞金が不当に安すぎると訴えた。
 
 なかでもMFタメカ・ヤロップは「団体交渉のおかげで、われわれはサッカルーズ(オーストラリア男子代表)と同じ条件を得ることができる。ただ、FIFAは依然として同じ成績に対して女子選手に、男子選手の4分の1の賞金しか与えない」と具体的な金額を示しながら暴露。FIFAの設定する賞金は少なすぎると猛反発した。

 オーストラリア代表を始め、今大会の多くの参加チームが賞金面での〝男女平等〟を求めている。FIFAや各国協会はそうした要望に応えられるのか議論は続きそうだ。