サッカー元日本代表MF中村俊輔氏(45=横浜FCコーチ)が、古巣のスコットランド1部セルティックで進む〝日本人軍団化〟に対して意外な持論を展開した。

 J1横浜M―セルティックの国際親善試合(19日、日産)に向けた公式会見が18日に行われた。セルティックといえば、多くの日本人選手が活躍する欧州の強豪クラブとして日本でもおなじみ。現在は日本代表のFW古橋亨梧、FW前田大然、MF旗手怜央に加え、DF岩田智輝、DF小林友希と5人が在籍している。

 欧州では異色の〝日本人軍団〟だが、ブレンダン・ロジャーズ監督は「レスターでFW岡崎慎司(シントトロイデン)と同じチームで感じたことだが、おごらないし、ハードワーク、プレーの質が高い」と日本人選手特有の長所や献身性がその背景にあると説明した。

 欧州で日本に近い感覚でプレーできることは大きなメリットに映るが、その半面で難しさもあるようだ。クラブOBとして来場し、セルティックの練習後に取材に応じた俊輔氏は「日本人同士であうんの呼吸みたいなのができるけど、俺は逆に日本人が多すぎると、それはそれで難しい部分があると思う」と指摘。

 具体的には「例えば誰かが(試合に)出て誰かが出ないと、その選手としては『あ~アイツは出てるのに、俺まずいな』とか、自分に(集中力の)矢印が向きづらくなっちゃう。多くいることでのプレッシャーって(他チームでは)なかなか感じられない」と説明した。

 レジェンドならではの洞察だが、現在プレーする選手たちはうまく気持ちをコントロールしてさらなる活躍を期待したいところだ。