全てがうまく回っている。オリックスは11日のロッテ戦(京セラ)に4―3で競り勝ち、3連勝で首位をキープした。この日で今季主催試合の観客動員が101万2246人に到達。40試合目での100万人突破は実数での発表となった2005年以降では球団史上最速だ。

 チームの好成績と連動して京セラドームのグッズ売り場は行列ができる大盛況。飲食もスタッフの手が回らないほどの忙しさで、まさにオリックス〝フィーバー〟が続いている。これもひとえに日ごろのスタッフの努力のたまものだ。

 SNSを駆使した情報発信はもちろん、練習中からユーチューブで宮城大弥や山崎颯一郎、山本由伸ら人気選手の素顔をライブ配信。イベントやユニークなポスター、特別ユニホームなど積極的なファンサービスを展開してきた。

 なかでも女性ファンのハートをくすぐったのが「オリ姫」企画だ。これまでグランピング、カフェなどの設定でビジュアルを発信してきたが、6月の「B COOL」「B CUTE」企画が大当たり。オリメン投票ナンバーワンの山崎颯をはじめ、山本、宮城、山岡、中川、福田、山崎福、宗、来田、石川、太田らがK―POPのアイドル風に変身し、イメージ動画や球場のパネルで女性ファンをメロメロにさせた。

 企画の担当者は「K―POPアイドル像を作ったら喜んでもらえると思った。COOLはかっこよく、CUTEはかわいいイメージで、オリメン投票とがっちりハマりました。女性ファンの〝推しメン〟というのも出てきますし、トレンドと流れを察知し、選手の頑張り、これまでコツコツと事業サイドがやってきたことが合致して動員に表れていると思います。動員が伸びるとグッズも売れて好循環になります」と手応えを口にした。

 K―POPだけでなく、ABEMAの「恋愛リアリティーショー」なども参考にしながら女性ファン拡大のアプローチを続け「オリックスにはイケメン選手が多い」イメージを定着させることにも成功した。低迷期を乗り越え、名実ともにオリックスが好景気を迎えている。