【イケメンドクター・吉田眞の医学情報のウソ!ホント?】
食物に付着するカビの全てが病気の元になるわけではなく、カビの種類によっては無害です。まんじゅうなどの糖度の高い食品に発生する「ワレミア属」というカビは全く毒性がないので食用可ですし、餠のような乾燥食材に生える青緑色のカビ「ユーロチウム属」も、ほとんど毒性はありません。
しかし、毒性のカビかどうかは顕微鏡やその他の検査で確認しないと厳密には判別できません。カビ毒は、下痢などの胃腸障害をもたらすものや、ぜんそく症状の原因になるもの、さらに悪性のカビになると、肝臓や腎臓に炎症を起こし、がんを発生させるものもあります。
また、カビ毒は全般的に熱に強いため、加熱調理をしても毒性は落ちません。つまり、カビの生えた餠は、生食しようが焼いてみようが“あたる時はあたる”ということになります。
気をつけなければならないのは、輸入物のナッツ類の表面に付着しているカビ。そこには極めて毒性(発がん性)の高い“アフラトキシン”が含まれている可能性があるので要注意です。
☆よしだ・しん=総合診療科医を経て、現在は精神科医。非常勤医師として、刑務所、少年院、ホームレス支援施設、高齢者の在宅診察などに従事し、精神医療のディープな部分につかる。2009年にはラジオパーソナリティーを務めた。












