日本サッカー協会の反町康治技術委員長が、Jリーグで現在議論されている秋春制への移行が実現した場合に想定される各クラブへの影響について見解を示した。

 6日に行われた技術委員会後に取材に応じた反町委員長は、Jリーグで今年末までに結論が出される予定のシーズン移行に関して「シーズンの移行をすると、非常にスマートになる感じはある」と語った。

 その上で、クラブ側に予想される影響について持論を展開。「ブラジルとかの選手が向こうからこっちに来るとなると、期がずれると、結構困るんじゃないかな」と指摘。これまでブラジルは日本と同じ春秋制を採用しているため、助っ人選手が移籍しやすかったが、今後秋春制に変更されるとブラジルから加入する選手が激減すると予想した。

 反町委員長は日本より一足先に2020年から秋春制に移行したタイの例を提示。「ブリーラムの石井監督と話した時に、今までブラジル選手だらけだったけど、今タイのリーグにほとんどいなくて、全部欧州の選手になったと。(日本が)もしそうなった場合、そういうふうな形になる可能性が高い」とJリーグからブラジル人選手がほぼ〝消滅〟する事態になる可能性を示した。

 その上で「強化担当者は相当これから実力が試される。これからは欧州にコネクションがあったほうがいい」とJクラブの補強勢力図が変わると予測した。

 Jリーグのシーズン移行の議論の行方に注目が集まる。