【病院通いになる前に健康寿命をのばす!プレメディカルケア】
スポーツトレーナー・永井正彦氏による健康アドバイス。実際の事例をもとに、解説します。
【お悩み】蓄膿症気味なので呼吸が浅いことを自覚しています。呼吸を深くするコツなんてあるんでしょうか?(60代男性)
【アドバイス】カウントしながら呼吸する時間を意図的につくってみてください。
【解説】呼吸は無意識にしているものなので、自分がどのぐらいのリズムで呼吸しているのかは、案外把握していないものです。蓄膿症気味の男性は、ここ数年のマスク生活で、さらに呼吸が浅くなり、家の階段の上り下りでも息が上がってしまうと嘆いていました。
呼吸を深くするには、1、2、3とゆっくり頭の中でカウントしながら呼吸する方法が有効です。
呼吸はリズムが肝心なので、最初は3秒で吸って3秒で吐くことを目安とし、特に息を吐く時は、吐き切る感覚で行ってみてください。そうすると腹圧と呼ばれるおなかの内部の圧力も意識しながら呼吸できるようになっていくので、徐々に呼吸を深くすることができます。1分間続けたら、吸うと吐くを1秒ずつ増やす。ひと呼吸にトータル2秒プラスすることになるので、さらに深く呼吸できるようになっていきます。もちろん鼻が詰まっているときは、口で呼吸をして構いません。日々継続するためには、入浴した時や散歩する時といった何げない時間を有効活用するといいでしょう。
呼吸が浅いと脈拍も速くなりがちなので、血圧も不安定になってしまいます。呼吸が深くなると脈も整えられ、血圧も下がってくるので、自律神経も安定してきます。
何か不測の事態が起きたら「まず深呼吸!」とよく言いますが、嫌なことがあっても心的ダメージも少なくなります。座禅で呼吸をコントロールするのは心を整えるためですが、普段の生活でも呼吸を深くすることで、自律神経も整えられます。今回の呼吸法をぜひ試してみてください。












