復活V! 男子テニスの元世界ランキング4位で1年8か月ぶりに実戦復帰した錦織圭(33=ユニクロ)は、下部ツアー大会カリビアン・オープンのシングルス決勝(18日=日本時間19日、プエルトリコ・パルマスデルマール)で世界1118位のマイケル・ゼン(米国)に6―2、7―5で勝利し、優勝した。

 第1セットは相手を圧倒して先取。第2セットは5―2とリードしながらも追いつかれたが、最後は地力の差を見せつけた。錦織は「想像以上でしたね。むちゃくちゃ良かったので、うれしかった。最後は危なかったけど、いつも通りというか慣れた展開なので5―5でも落ち着いて、攻めるのを意識した」と笑顔で振り返った。

 錦織は昨年1月に股関節を手術、さらに右足首の負傷で長期離脱。現役引退も頭をよぎったものの、復帰を決意した。「得たもの? 大きいですよ。今日のレベルならツアーでも戦える」とし「自分でもびっくりしているし、夏の全米オープン(8月28日開幕)に向けて照準を合わせ、トップ100に入れるように頑張りたい」と語った。

 錦織は今大会制覇で賞金1万840ドル(約150万円)と75ポイントを獲得。世界ランキングも500位前後になる。元世界1位のアンディ・マリー(英国)もツイッターを更新し「よくやった、ケイ。カムバック戦で勝利」と祝福したが、世界トップの舞台に戻って来る日も近いはずだ。