テニスの4大大会・全仏オープンの女子ダブルス3回戦で失格となった加藤未唯(ザイマックス)に〝救いの手〟が差し伸べられた。

 今回の失格は、試合途中に加藤が相手コートへ向けて返した球がボールガールに直撃し、審判はいったん警告を発しながら、対戦相手のマリエ・ブズコバ(チェコ)とサラ・ソリベストルモ(スペイン)が抗議した結果、裁定が覆った。この判定を巡って疑問の声が噴出したが、大会側は加藤が求めた賞金とポイントの回復を却下した。

 加藤は15日に自身のツイッターに「全仏オープン(ローランギャロス)では私に罰金を科せられ、賞金とポイント獲得に対する私の訴えも却下されたので、私にできることは前を向き続けることだけです」と心境をつづった。そんな投稿に、大坂なおみの元コーチ、サーシャ・バイン氏が自身のツイッターで「(全仏の決定に)言葉を失った。ここで彼らは正しいことをするチャンスがあったのに、そこでも間違ってしまうことになった」と決定を疑問視した。

 その上で「すべての余波にもかかわらず、あなたは礼儀と愛情を持って状況に対処した。多くの選手は別の反応をし、別の方法で対処したでしょう。頭を上げてください。私はあなたのファンです」と加藤を励ました。

 同氏は、加藤が失格翌日の5日にツイッターへ投稿したコメントに「謝る必要はない。ITF(国際テニス連盟)に抗議すべき。たとえ勝訴したとしても、それはあなたが望んでいたものではないでしょう。あなたはコートに立つために一生懸命努力してきたのに、その機会を奪われたことを残念に思う。でも前向きに頑張ってください」とリプライを寄せていた。