テニスの4大大会「全仏オープン」の女子ダブルスで加藤未唯(ザイマックス)とアルディラ・スーチャディ(インドネシア)組が失格となった問題を受け、加藤が行った提訴を全仏側が却下したことでテニス界から非難が噴出している。

 今回の騒動は、試合途中に加藤が相手コートへ向けて返した球がボールガールに直撃。審判はいったん警告を発しながら、対戦相手のマリエ・ブズコバ(チェコ)とサラ・ソリベストルモ(スペイン)が抗議した結果、裁定が覆って失格の厳罰処分が下された。

 加藤はその後に処分を不服として賞金とポイントの回復を求めて大会側に提訴したが、訴えが却下されたことを自身のSNSで明らかにした。

 この決定に海外メディアが続々と反応。インドメディア「スポーツキーダ」は「凶悪な犯罪だ」と厳しい表現を用いて糾弾。「物議をかもした失格を受け、全仏オープンでポイントと賞金の訴えが拒否されたことにテニス界が反応している」として、全仏の対応を批判する声を紹介した。

 有名コーチとして知られるクリスチャン・ザハルカ氏は「非常に間違った決定で、大会の審判団は非常に残念だ!」とSNSで猛批判。さらにイングランドのプロ選手であるマーク・ペッチェイも「あなたがたには、そんな資格はまったくない。間違った決断だ」と怒りをあらわにした。

 全仏が加藤の訴えをまともに検証もせず〝門前払い〟したことで、再び騒動が広がりそうだ。