陸上女子で東京五輪1500メートル8位入賞の田中希実(23=ニューバランス)が新たな取り組みをスタートさせた。

 17日までに自身のSNSを更新し、次世代のアスリートたちに向けたプロジェクト「NON STOP PROJECT」を発足と発表。「みなさんに私がチャレンジしている世界を垣間見ていただくことで、勇気を与えて、さらに前進するきっかけとしていただきたい」とつづった。

 当プロジェクトを開始するにあたり、父・健智氏の助言が大きなきっかけになった。競技に取り組む中で次世代のことに目を向ける余裕はなかったが「たくさんの方の協力を得ながら、みんなでこういったプロジェクトをつくり上げ、その活動に現役選手が中心となって関与できることは、私自身にとってだけでなく、次世代の選手、また、これからの陸上界にとっても大きな財産になると思いました」と自らの心が動いたという。

 東京五輪で高校時代から掲げていた目標である「陸上界に影響を与える人になる」はクリア。しかし「時間が経つにつれ、選手として記録以上の何かを残していかなければ、全ては過去のことになってしまうと感じ始めました」とモヤモヤは募るばかり。そこで「矢印を自分だけに向けるのではなく、世代やチームの枠組みを越えて、ともに高め合いながらノンストップでチャレンジし続けることが、誰であれ新たな歴史を刻むことにつながり、私自身も前に進む勇気になると思いました」との考えに至った。

 詳細については検討中の段階。それでも「走り出したからにはノンストッププロジェクトなので、それぞれの競技人生において何かを動かすきっかけになることを、約束したいです」ときっぱり。さまざまな角度からスポーツ界の発展に寄与していく覚悟を示した。