ハーバード大学医学部の遺体安置所の元管理者が遺体の一部を密売し、7人が逮捕された事件が全米を揺るがしている。米FOXニュースなどが14日、報じた。
連邦捜査局(FBI)は、ハーバード大学医学部の遺体安置所から遺体の一部が盗まれ、密売された罪で、元管理者を含む6人を逮捕・起訴した。元管理者セドリック・ロッジ被告は勤務していた2018年~22年にかけて、霊安室や火葬場で骨、臓器、皮など遺体の一部を盗み、妻デニス・ロッジ被告を通して妻の友人カトリーナ・マクリーン被告に密売。マクリーン被告が地下ネットワークを通して、ジョシュア・テイラー被告、ジェレミー・ポーリー被告、マシュー・ランピ被告に密売。後にテイラー被告は売る側にも回った。6人が逮捕・起訴された。セドリック被告は5月6日に解雇された。
起訴状には「セドリック・ロッジ被告は頭部、脳、皮膚、骨、その他の人間の遺骨など、献体された遺体の解剖部分を盗んだ」とある。セドリック被告はマクリーン被告とテイラー被告を安置所に入れて、遺体のどの部分を購入するか選ばせていたという。
特にポーリー被告は表向きは医療標本の保存専門家。動物の皮を加工し販売したり、胎児のホルマリン漬けを展示した博物館を運営したりするなど、アングラ界で知られた人物だったが、遺体の皮を加工したものを販売した疑いがある。
ポーリー被告はテイラー被告に4万ドル(約560万円)以上を送金した疑い。テイラー被告はデニス被告に3万7000ドルを送金した疑いがある。
医学研究や解剖実験などのために献体した遺体が転売されていたとなると遺族感情が激しく損なわれた。ハーバード大医学部は「自分の体を提供することを利他的に選択した各個人に対する忌まわしい裏切りです。この知らせが解剖学的ドナーの家族や愛する人たちに与える苦痛を非常に残念に思います」と声明を出している。













