〝怪力大関〟に恩返しだ。大相撲夏場所6日目(19日、東京・両国国技館)、元大関の幕内朝乃山(29=高砂)が幕内水戸龍(29=錦戸)を下して無傷の6連勝。踏み込んで左上手を取ると、一気に前へ出て力強く寄り切った。取組後は「一回り大きい相手。先に先に攻めた。まだ6日日なので、しっかり準備していきたい」と気持ちを引き締めた。

 この日の取組前には、同じ右四つでお手本にしてきた元大関の十両栃ノ心(35=春日野)が現役を引退した。「2018年ごろから、巡業でずっと(稽古相手に)指名していただいた。直接、肌で感じたことがプラスになった。すごく感謝しています」と思いを口にする。

 さらに「ここまで鍛えてもらった。少しでも自分が活躍して、部屋は違いますけど恩返しがしたい。(栃ノ心は)左上手を取ると、とにかく怪力で切れなかった。それを自分も身につけたい」と活躍を誓っていた。