卓球女子の伊藤美誠(22=スターツ)は、自身の体と相談しながら大一番に備えている。

 20日に開幕する世界選手権(南アフリカ・ダーバン)を前に、男女の日本代表が12日に都内で練習を公開。伊藤は6、7日に行われた全農カップで、臀部(でんぶ)などに痛みを抱えていることを明かしており「ちょっと骨が、って感じというか、ちょっと疲労系の感じというか、ギリギリな状態という感じ」と練習には参加しなかった。

 現在は約1年2か月後のパリ五輪に向けて、タイトなスケジュールで試合に励む日々。世界選手権を棄権して治療に専念するのも1つの手だ。それでも「くしゃみでもちょっと響いたりするが、動けないことはない。多分折れていたら全く動けない。卓球した動きがちょっと負荷かかる、っていうぐらい」と軽症をアピールした上で「いろいろ検査もしたので、やれることとかもわかってきて、やっちゃいけないこともわかってきた。明日から徐々に動いて、南アフリカに行ってから少しずつ打ち始められたら一番いいかな」と出場する方針を示した。

 11日には天皇皇后両陛下主催の「春の園遊会」に出席。北京五輪スピードスケート女子で、1000メートルの金を含む4個のメダルを獲得した高木美帆(28=TOKIOインカラミ)らとの交流を通じ「全く違う競技の方とお話するのは、(フィギュア)スケートの(本田)真凜ちゃんぐらいしかいないので、すごい刺激になった。世界卓球に向けても(高木が)『頑張ってね』と言ってくれました」と笑顔を見せた。

 試行錯誤を繰り返す中での試合だが「落ち込んでいても意味がない」ときっぱり。ケガに負けじと、最善の準備を進めていく。