卓球の世界選手権団体戦で銀メダルを獲得した伊藤美誠(21=スターツ)を、中国が〝ベタ褒め〟している。伊藤は同選手権1次リーグの1試合を除いてドイツとの準決勝まで6試合で起用され、勝負強さを発揮。チームの決勝進出に貢献した。しかし、決勝の中国戦では王曼昱に1―3で敗れ、日本は4大会連続の準優勝に終わった。

 そんな中、これまで伊藤を「大魔王」と称して警戒し、厳しい言葉を投げかけてきた中国メディアが意外な反応を示している。同国「網易」は「今大会、女子で最大の人気選手は大きく変わった伊藤美誠だ」とのコラムを掲載。その理由は次の2点にあるという。

 まずは伊藤が銀メダル獲得後にチームメートと記念の写真を撮っていたこと。「昔だったら暗い顔をしていたに違いない。金メダルしか好きではない伊藤美誠にこのような変化は珍しく、中国選手に何度も負けてようやく自分自身と和解したのかもしれない。決勝では王曼昱から1ゲームを奪うことができた。これはすごいことだ」。

 そして伊藤が中華料理やパンダ、同国アニメ「猪猪侠」「喜羊羊与灰太狼」を気に入っていることを挙げた上で「もしかして伊藤美誠には中国人の彼氏がいるのか? これは中国人の家に嫁ぐことを暗示しているのか?」とやや強引な推測まで付け加えた。

 同メディアは「伊藤選手は本当に成長していて余裕があるように見えた」と、ひたすら持ち上げているが…。これも、中国が優勝したがゆえの余裕の表れか。伊藤に逆襲を受ければ、再び手のひらを返したように厳しい主張が飛び交うのかもしれない。