フィリピンでボクシングの試合中に倒れ病院に運ばれていたプロボクサーのケネス・エガノ(22=フィリピン)が亡くなった。

 フィリピンメディア「スピン」などによると、バンタム級のケネスは6日、ボクシング元世界6階級制覇王者のマニー・パッキャオ氏が運営する興行「Blow by Blow」(6日、フィリピン・カビテ)に出場。ジェイソン・ファクラリンと8ラウンドを戦った。しかし、判定を待つ間、エガノはコーナーで意識を失いリング上で倒れた。試合には勝利したが、読み上げられた自分の名前を聞くことはできなかったという。すぐに病院に運ばれたが、脳出血のため昏睡状態におちいり、4日後に死亡した。

 エガノが倒れた後、パッキャオ氏は必要な治療がすべて受けられるようスタッフに指示。治療費負担も表明していた。「人の命ほど尊いものはない」と語っていたが、帰らぬ人となってしまった。

 フィリピンのコミッション、競技娯楽委員会(GAB)は10日、「ケネス・エガノの死を悼みます。ケネスさんのご家族、親戚、友人にお悔やみを申し上げます。彼の魂が安らかに眠れますように」と追悼。「スピン」は「フィリピン・ボクシング界にとって、またしても悲劇的な1日となった」と伝えている。