公益財団法人JKA本部において11日、グランドスラムを達成した新田祐大(37=福島)に記念品が贈呈された。

 新田は昨年10月に前橋競輪場で開催されたGⅠ「第31回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」を優勝し、「日本選手権」「オールスター競輪」「競輪祭」「高松宮記念杯」「全日本選抜」を合わせGⅠ6大タイトルすべて制覇。史上4人目のグランドスラマーとなった。

 記念品を手にした新田は「過去、グランドスラムを達成された3名の先輩方がいますが、獲得した時の年齢では僕がかなり高い方になる。勢いのある時に獲得した人が多いが、年齢が増していく中で獲得するのに時間がかかった。それで獲得できたことはすごいことだ、と言ってくれる人たちが多かった」と周囲の言葉を明かした。

 感動の瞬間を目の前にして苦しんだ。昨年5月に大ケガを負い、そこから懸命に立て直して10月に快挙を成し遂げたのだ。

「ちょうど1年前にケガをしてしまい、選手として、なかなか走ることがままならない状態と感じていた。そもそもGⅠでの活躍は肉体的にはあきらめないといけない時が来たのかな、と」

 それほどの苦しみの中で達成したグランドスラム。記念品の重さを聞かれると「50キロ、あります!」と笑い、その重さ、重みをかみしめていた。