卓球の世界ツアー、チャンピオンズ・マカオ男子シングルス1回戦(18日、マカオ)で、張本智和(19=智和企画)が林詩棟(中国)を3―2で下し2回戦に進出した。この一戦に中国で熱い視線が注がれた。

 この試合結果は、一時ウェイボーのホットワード上位にランクインされるほど、注目を集めた。というのも対戦相手の林は18歳で、世界ユースで4冠を果たした中国次世代のエース。年齢が近い日本のエースとの一戦は将来を占う戦いだったからだ。

 中国メディア「捜狐」は「3―2! 張本智和が中国の神童を退けた。馬龍の予言が的中。日本トップ選手が謙虚に成長する」という記事を掲載。張本の勝利を伝えた上で「張本はどんどん大人になっている。試合後のインタビューでも、とても謙虚だった。対戦相手の林の素晴らしさを褒めただけでなく、『地に足をつけて1試合ずつ勝ってから、次のことを考える』とも言っていた」と、プレーだけではなく、メンタル面での成長も評価した。

 さらに「ゲームの細部への対応にしても、個人のメンタリティーにしても、この日本人選手の進歩は誰の目にも明らかで、ますます強くなっている。馬龍(東京五輪金メダリスト)が昨年の世界選手権(成都)で、中国のライバルとなる選手として『張本智和を注視する必要がある』と発言したが、予言は的中した。同世代の林を撃破したことは大きな意味がある。まさに海外で最強の男子シングルス選手。気を付けよう」と、強力な敵として中国に立ちふさがるだろうと警戒した。

 2024年パリ五輪やそれ以降も活躍が期待される張本。中国包囲網がさらに強化されそうだ。