小田原競輪GⅢ「開設74周年記念 北条早雲杯争奪戦」は15日、3日目を行った。新田祐大(37=福島)は準決11Rで前受けから好位置を奪い、力強い抜け出しで1着をつかんだ。前受けが多い新田だが、そこには深い思いがあった。
「成田(和也)さんが勝った時の高松宮記念杯のレースだったと思うんですけど…」
2013年6月の話だ。地元地区の近畿勢が前受けをして、新田としては自分の仕掛けに徹することができ、成田と結果を残すことになった。
「レースの後、成田さんから『近畿勢に受けて立ってもらえて、このレースがあった。いつか新田もそういう立場になると思うから、忘れてはいけないよ』と言われたことがあるんです」
新田といえば前受け、は確かに多い組み立てだが、その組み立ての根底には深い思慮と責任感があったのだ。
決勝は16日の最終日。新田がどんな走りを見せるのか、注目が集まる。












