倍返しなるか――。フィギュアスケートの世界国別対抗戦初日(13日、東京体育館)、女子ショートプログラム(SP)が行われ、世界女王で日本の主将を務める坂本花織(23=シスメックス)は、72・69点で2位。13日のフリーでのリベンジを誓った。

「やってしまった~」。坂本の表情は悔しさであふれていた。冒頭のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)、3回転ルッツは軽やかに着氷させるも、3回転フリップ―トーループの後半で転倒。「跳びすぎた感じがあった。練習で出ているものが試合でも出ちゃうなと感じた。フリップを回転不足で降りて(トーループを)2(回転)でまとめた方がいいのか悩んだけど、気持ちが3(回転)だったので、無理にでもつけようと思ったらこけた」と苦笑い。中野園子コーチからは「ちょっと(動きが)重かったね」と声をかけられたという。

 今大会はシーズン最終戦。ジャネット・ジャクソンの楽曲はこの日が見納めとなる。坂本は「ちょっとだいぶ締めが悪くなってしまった。不完全燃焼」と振り返りつつも「最初は毎日全身筋肉痛になったりとか、このプログラムを最後まで滑り切れるのかという不安はあったけど、踊りながら跳ぶのはハードだが、今季それをやり遂げたのは、自分の力になるし、今後に生かしていけたら」と一定の自信を得たシーズンとなった。

 フリーでは坂本の代名詞である〝ノーミス〟の演技を目指す。「フリーも明日が最後になるので、いい締めくくりができるように、しっかり集中して最後の最後まで頑張りたい」。疲労が色濃く残る中でも、貪欲に理想を追い求めていく。