プールの外でも優等生だ。競泳の日本選手権最終日(9日、東京アクアティクスセンター)、女子50メートル自由形決勝は、池江璃花子(22)が24秒74で優勝。2年ぶりの4冠に輝いた。
3月に日大を卒業した池江は、4月からタイヤやスポーツ用品などを手掛ける横浜ゴムと所属契約を締結。「社会のことも学んで、人としても成長していけるように」との思いから、可能な範囲内で社業にも励むつもりだ。あえて競泳一本に絞らなかったのは、池江自身の要望。現時点では人事関連などの業務を行い、社会人としてもスキルアップを目指していくという。
同社の担当者は「池江選手と実際話した中で、あきらめずに前を向いて、目標にチャレンジする姿勢がすごい」と印象を口にする。「当社のことも非常に興味を持っていただいて、ディスカッションも非常に実直だった。そんな真面目さが競技においても、トップたるゆえんなのかなと感じた」と積極性と向上心に舌を巻いた。
今大会で池江は50メートル&100メートルバタフライで世界選手権(7月、福岡)の切符を奪取。白血病から復帰後、個人種目での日本代表入りは今回が初めてとなる。「数年の悔しかった思いを、国際大会でぶつけていきたい」。世界の舞台へ向けて、今から闘志を燃やしている。












