新日本プロレスのKOPW保持者・鷹木信悟(40)が、アーロン・ヘナーレ(30)との「アルティメット・トライアドマッチ」(2日、後楽園ホール)を制しタイトル防衛に成功した。激勝の裏には先日、俳優・中村倫也との結婚を発表した日本テレビの水ト麻美アナウンサーへの〝失恋〟があった。だから鷹木の恋はいつも巡り巡ってふりだしよ――。
時間無制限で3カウントフォール、ギブアップ、10カウントダウンすべてを奪った方が勝者となる過酷マッチは、文字通りの死闘となった。互いに3カウントとギブアップを奪い合った両者は、最後の力を振り絞って壮絶な打撃戦を展開。強烈なパンピングボンバーを決めた鷹木がヘナーレをKOし、38分15秒のロングマッチを制した。
「あいつのおかげでまた強くなれた」と胸を張る会心の勝利で、地元・山梨の「NEW JAPAN CUP」1回戦で敗れたヘナーレへの雪辱に成功。だが、負けられない理由はそれだけではなかった。
決戦を直前に控えた3月25日、鷹木は人知れず悲しみに暮れていた。あこがれの人が結婚を発表したからだ。2021年度の「プロレス大賞」MVPを受賞した鷹木は、翌22年1月のインタビューで結婚願望を激白。理想のタイプに水トアナの名前を挙げたため「鷹木告白 水トアナと結婚(折り目下部に)したいなぁ」の見出しで大々的に1面を飾った。
そんな経緯もあったため、水トアナの結婚発表当日を「ニュース見た時、一瞬フリーズしたからね。連絡先を知らないどころか面識すらないのに…」と振り返る。
しかも、鷹木のもとには〝紙面プロポーズ〟を覚えていた知人たちから「結婚しちゃったね」「すぐに鷹木さんを思い出しました」と連絡が殺到。「ショックなのと、恥ずかしいのと。会ったこともないのに失恋みたいな感じになって…。でも、おかげで開き直れた部分はあるよ。失うものはもうないなと」と発奮材料に変えたという。
失うものはないも何も、繰り返すようだが鷹木と水トアナは赤の他人だ…。ともあれ、ある意味吹っ切れて、一心不乱にプロレスに打ち込む覚悟が固まる出来事だった。
「今に見てろよと。とはいっても、いきなり(結婚)相手を探すのは大変だから。今の俺の一番の恋人はKOPWのベルト。コイツを絶対に守って見返すしかないね」
勝手に好きになって、勝手に傷ついて、勝手に燃えた鷹木。このバイタリティーがあれば、独身で迎える本厄も怖くはない。













