元IBF世界スーパーフェザー級王者の尾川堅一(35=帝拳)が、復活のノロシを上げた。
 
 2021年11月にプロ28戦目で待望の世界王座を獲得した尾川は、昨年6月に英国で行われた初防衛戦でジョー・コルディナ(31=英国)にKO負けを喫し、惜しくも王座から陥落。そして1日の後楽園ホール大会では再起をかけ、クライ・セッタポン(36=タイ)と対戦した。
 
 試合では相手を翻ろうし、自身のペースに引き込むと5ラウンド目で3度のダウンを奪取。完璧なKO勝利を見せつけて完全復活を遂げた。「最高です。相手の距離が遠くて最初は戸惑ったけど、下から崩して上というのができた。満足している」と力強く語った。

 昨年の王座戦後、痛めた右肩を手術。ケガを感じさせない動きで試合を制し「ブンブン振りすぎたけど、完治しているのであとは伸びるだけ」と自信をのぞかせた。

 10か月ぶりの試合に「前回ぶざまに倒されたので、自分がどのぐらいの位置にいるのか不安でもあった」と明かしつつ、この日の勝利で自信を得たことで「もう一度コーディナにリベンジしたい」と王座奪還へ意欲を見せた。