ボクシングの元WBC世界バンタム級暫定王者の井上拓真(27=大橋)が、リボリオ・ソリス(41=ベネズエラ)とのWBA世界バンタム級王座決定戦(4月8日、東京・有明アリーナ)を控えた27日、大橋ジムで練習を公開。王座奪取へ万全の仕上がりをアピールした。

 シャドー、ミット打ちで軽快な動きを見せ、重いパンチでサンドバッグを揺らした拓真は「体重も順調です。スパーも切り上げて、いい内容で終えることができました。4団体統一への第一歩。必ず返り咲きたいです」と兄・尚弥に続く偉業に意欲を見せた。

 その兄は当初5月7日にWBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者スティーブン・フルトン(米国)に挑戦予定だったが、拳のケガで7月に延期になった。しかし拓真は「中止ではなく、延期なので。尚も準備期間が延びたとポジティブに捉えているので、それはそれで良かった」と不安なしを力説。当初予定していた兄弟スパーリングは「(治療に)1回専念してもらわないと」と行わなかったものの、現在取り組んでいる体の使い方の改善などにアドバイスを受けていると明かした。

 現在、2012年ロンドン五輪代表の須佐勝明氏を特別コーチに招き取り組んだトレーニングで進化を確信している拓真は「イメージ的に完封。その中でもチャンスがあれば倒したい」と闘志をみなぎらせた。兄に続く偉業達成へ、まずは一歩目を踏み出す。