フィギュアスケートペアの〝りくりゅう〟こと三浦璃来(21)、木原龍一(30=ともに木下グループ)組は、自国開催の大一番でも安定した演技を披露した。
22日に行われた世界選手権(さいたまスーパーアリーナ)のショートプログラム(SP)では「You’ll Never Walk Alone」に合わせ、トリプルツイスト、2人そろっての3回転トーループ、スロー3回転ルッツを成功。演技後には、青を基調としたバナータオルや日の丸を掲げたファンからスタンディングオベーションが沸き起こった。
得点は自己ベストを更新する80・72点をマーク。キスアンドクライで喜びを爆発させた三浦は「2人とも技を含めてレベルを気を付けていた。でも80点は出ると思っていなかったので、ビックリした」と興奮気味に振り返った。
昨年7月のアイスショーで三浦が左肩を脱臼。約2か月間2人で練習することができなかった。決して順調な滑り出しではなかったが、一歩ずつ階段を駆け上がった。まずは試合で滑り切ることをテーマとした。その上で昨年のグランプリ(GP)シリーズまでは、SPの目標得点を75点付近に設定。だが、第5戦NHK杯で78・25点を記録したことで方針を転換し、80点に再設定した。
木原によると、指導を仰ぐブルーノ・マルコット・コーチからは「誰かに勝つとかじゃなくて、過去の自分たちに勝っていこう。そうしたら徐々にスコアは伸びていく」と常日頃から言われてきたという。周囲に流されることなく、自分たちのペースで調整。大舞台でコーチの言葉を体現し、会場に詰めかけたファンを魅了した。
そんな〝りくりゅう〟は、日本史上初の同一シーズンでの主要3大会制覇「年間グランドスラム」に王手をかけた。「四大陸(選手権)が終わって、後悔しないという目標を掲げてやってきた。明日は楽しむだけ」と三浦。最後は自らの持てる力を出すのみだ。












