フィギュアスケートペアの〝りくりゅう〟こと三浦璃来(21)、木原龍一(30=ともに木下グループ)組は、第5回WBCで3大会ぶり3度目の優勝を飾った侍ジャパンから大きな刺激を受けている。

 21日(日本時間22日)に行われた米国との決勝では、木原が在籍していた中京大中京高の後輩にあたる高橋宏斗投手(中日)が3―1の5回から登板。1回を無失点に抑えた。高橋の投球は観戦できなかったが「日本の選手のみなさんが戦ってる姿に、すごく勇気をもらえた。次は僕たちの番だと勝手に思ってやっていた」とパワーを分けてもらったという。

 ただ、一つ後悔があるという。それは歓喜の瞬間を見逃したことだ。3―2と1点リードで迎えた9回に大谷翔平投手(エンゼルス)が登板。先頭を四球で出すも、次打者を併殺に仕留める。最後はエンゼルスの同僚であるマイク・トラウトをフルカウントから三振を奪って世界一を決めた。まさに漫画のようなストーリーだった一方で、木原は「コンビニにご飯を買いに行かないといけなくて、急いで買いに行って戻ってきたが、試合が終わっていた」と苦笑いを浮かべた。

 とはいえ、同日に開幕した世界選手権(さいたまスーパーアリーナ)のショートプログラム(SP)では、自己ベストとなる80・72点をマーク。侍ジャパンの勢いを自分たちの演技に生かし、日本史上初の同一シーズンでの主要3大会制覇「年間グランドスラム」へ王手をかけた。