一人大関が思わぬアクシデントに見舞われた。大相撲春場所3日目(14日、大阪府立体育会館)、綱とりに挑む大関貴景勝(26=常盤山)が元大関の幕内正代(31=時津風)を下して2勝目(1敗)を挙げた。立ち合いから踏み込んで相手を突き放すと、そのまま前へ出て一方的に押し出した。

 しかし、取組直後に左脚を気にするしぐさを見せ、花道を引き揚げる際には引きずるような足どり。その後は報道陣のオンライン取材に応じることなく、会場を後にした。

 幕内後半の審判長を務めた粂川親方(元小結琴稲妻)は「いい相撲だった。立ち合いも良かったし、引かずによく攻めた」と相撲内容を評価。一方で「終わってから足を気にしていたから、ちょっと心配。取組で異変? 特にない。何ともない相撲だったから。分からない」と表情を曇らせた。

 貴景勝にとって、今場所は今後の相撲人生を左右する大事な場所。かねて貴景勝も「チャンスは何回も来ない」と語っている。果たして、4日目以降も無事に相撲を取り切ることができるのか。