角界内の反応は…。大相撲の元横綱白鵬翔氏(41)が師匠を務めていた旧宮城野部屋が〝完全消滅〟した。日本相撲協会は28日の理事会で、伊勢ヶ浜部屋に在籍する旧宮城野部屋力士の「預かり」を解除することを決定。幕内伯乃富士、十両の寿乃富士や炎鵬らは今後、名実ともに伊勢ヶ浜部屋の所属力士となる。

 旧宮城野部屋は元幕内北青鵬による暴力問題の影響で2024年4月から当面閉鎖。白鵬氏と弟子は、伊勢ヶ浜部屋が預かる形で転籍した。白鵬氏は昨年6月に相撲協会を退職する一方で、力士は預かりの措置が継続していた。協会は、預かりとなってから2年以上が経過したことや、現在まで旧宮城野部屋の復興を申し出る親方がいないことなどを理由に措置を解除。これにより、白鵬氏の流れをくむ部屋の再興は事実上消滅した。

 現師匠の伊勢ヶ浜親方(元横綱照ノ富士)は「もともと『みんな一つの部屋として頑張っていこう』という話をしていた。今まで通り、目の前にあることをやるだけ」と変わりがないことを強調。旧宮城野部屋出身で部屋付きの間垣親方(元幕内石浦)は「いきなりでビックリした」と驚きながらも「残された力士に何ができるかを考えてやってきた。与えられた環境でやるだけ」と冷静に受け止めた。

 また、旧宮城野部屋関係者は「今でも部屋の閉鎖は疑問に思っている」と前置きした上で「宮城野親方(白鵬氏)が協会を辞めた時点で部屋の復活はないと思っていた。後援会がなくなっているから支える組織もない。力士たちは今の部屋になじんでいるし、力もつけてきている。(復活しても)〝いまさら〟と思う力士もいるのでは…」と本音を吐露した。

 いずれにせよ、今回の決定で旧宮城野部屋を巡る懸案に一つの区切りがついた格好。この結末に、白鵬氏は何を思うのか。