岸信夫前防衛相(63)は3日、都内の衆議院議長公邸を訪れて細田博之衆院議長に対し、健康状態悪化のため「議員辞職願」を提出した。

 この日午後、黒のワゴン車で公邸内に入った岸氏は、細田氏と10分程度面談した後、報道陣の取材には応じず去っていった。

 岸氏は昨年の参院選で凶弾に倒れた安倍晋三元首相の弟で、岸信介元首相の孫に当たり〝政界のサラブレッド〟として知られていた。

 政治活動は参院議員と衆院議員を合わせて6期。岸氏の辞職に伴う山口2区の補欠選挙は、長男で秘書の信千世氏が出馬する意向を示しており、公募による選考が行われるという。

「岸氏は1日に自民党山口県第2選挙区支部と後援会と非公開での会合を開いています。後援会は補欠選挙で、信千世氏を応援する意向を示しております。岸家の地盤を引き継ぐことで期待が持たれている。近く正式に記者会見を開く予定です」(自民党関係者)

 岸氏の辞職願は7日の衆院本会議で可決される見通しだ。これに関連して政府はこの日、岸氏が同日付で首相補佐官(国家安全保障担当)を辞職したことを発表。後任は木原誠二官房副長官が兼務する。