ドイツ1部シャルケが日本代表MF板倉滉(26=現ボルシアMG)を手放す決断は間違いだった――。当事者から過ちを認める発言が飛び出している。

 板倉は昨季、マンチェスター・シティー(イングランド)からのレンタルで当時2部だったシャルケでプレーし、1部復帰に貢献。シャルケは買取りオプションを行使したかったが、マンチェスターCが設定した移籍金約8億円を捻出できず、断念していた。

 その後、ボルシアMGへ移籍した板倉は、不動のレギュラーとして活躍。一方のシャルケは、日本代表DF吉田麻也らを補強したが、リーグ最低得点とワースト2位の失点で最下位に沈んでいる。

 そんな中、昨年10月にシャルケのスポーツディレクターを退任していたルーベン・シュローダー氏がドイツメディア「WAZ」に、当時の状況をこう明かした。「移籍が不可能だったというのは〝神話〟だ。まだ多くの選手を決定する必要があるこの時点では、買取りオプションを行使することはできなかった。金額的に、慎重に設定した枠組みを超えてしまうからだ」

 さらに同氏は、板倉を獲得した場合について「唯一の獲得選手になっただろう。しかしわれわれは陣容を広げる方を選んだ」と説明。ただ、この決断が正しかったとはいえない状況となっている。資金を板倉に集中するリスクを取れば、結果は変わっていたかもしれない。

 すでに昨年12月、シャルケのスポーツディレクターを務めるペーター・クネーベル氏が、板倉に関する決断はミスだったと認めており、シュローダー氏も「WAZ」に「我々は夏の移籍市場ですべてを正しく実行したわけではない。(クネーベル氏発言は)明らかにイエスだ」とコメントした。