社会学者で、東京都立大教授の宮台真司氏(63)が1日、ビデオニュース・ドットコムに出演し、昨年11月に自身を襲撃したとみられる男(41)が同12月に自殺していたことに触れた。
宮台氏はこの日朝、警視庁から犯人死亡の一報を聞いたという。「手続き的には書類を送致して、不起訴になるのが決まっている。知っていることをすべて話すことができない状況」と前置きしたうえで、「少なくともこの襲撃犯については家族や関係者に危害を加えられる可能性がなくなったことでほっとしている」と話した。
一方で「一口で言えば気持ちの踏ん切りがつきにくい。どこまで動機が分かるのか、よく分からない。動機が分かれば今後、どういうことに気を付けなければいけないのか、ある程度の教訓が得られる。あるいは世の中にどういう動機を持つ人が分布しえるのか新しい情報が得られるが、両方とも不確かになってしまう可能性がある」と事件の全容解明が難しくなる状況を危惧した。
宮台氏は今後の捜査で容疑者の動機や背景が明らかになることを期待し、「言葉がこの社会にどういう影響を与えるのか。いろんな人たちがいろんな状況下で生きているが、それぞれの方にどういうふうに受け止められるかが分かるのが僕にとって非常に重要」と社会学者らしく、容疑者を突き動かした背景を知りたいという。
最後に宮台氏は「憎しみより悲しいという気持ちがある。人が死ぬのはどんな理由であれ、悲しいと思います」と話した。











