【Mリーグで見せたプロの選択】写真の場面であなたならどうする? 何を切る? 下にある【答え】を読む前にまずは考えてみよう。
逃げ切りトップが見えてきたところで、2着目から追撃のリーチが飛んできた。一発でつかんだのはドラの西…。
【答え=西】自分がテンパイしているとはいえ、この状況でいきなりドラかつ生牌を叩き切れる雀士は、プロの中でもそうはいないだろう。「麻雀IQ220」「軍師」などの異名を持つ勝又健志(風)は、引いてきたドラの西を、自信のある読みを根拠に堂々と切った。トップにもつながった選択には、どんな推理が働いていたのか。
字牌が放銃となるのは、単騎待ちかシャンポン待ちしかない。リーチを飛ばしてきた松本吉弘(渋)の河を見て、まず「3萬の対子落としがあるので単騎待ちはない」と踏んだ。次にシャンポン待ちはどうか。「1萬が場に3枚見えているから1萬・西のシャンポン待ちがない」「5萬を切っているので3・3・5・5から3萬を外しての5萬・西のシャンポン待ちもない」「5萬の後に2・4索を切ってカン3索を外している。3・3・5から先に5萬を切って、他のシャンポン候補を残すことは考えにくい」と3つの理由が頭に浮かんだ。
また上家の佐々木寿人(格)の様子にも目を配る。「点棒を持っていない寿人選手の仕掛けから、ドラの西は寿人選手が持っている可能性が高く、松本選手にはほぼ通ると思っていました」と、ドラの在り処もズバリと当てていた。さらに松本との勝負にも分があるという手応えもあった。「松本選手の現物待ちでのテンパイなので、内川選手から1・4筒が打たれて、リーチを蹴れる可能性も十分にありました」
全ては勝又の読み通り。西は対子で持っていた佐々木にポンで鳴かれ、内川からは4筒がこぼれてロンアガリ。仮に西を抱えていればアガリの目はなく、松本に逆転のきっかけを与えていたかもしれない。運ではなく実力で勝ち取ったトップだった。
















