岸田文雄首相(65)は26日、自身が会長を務める自民党岸田派(宏池会)の定例会合を欠席した。理由は公務スケジュールだという。

 岸田派の定例会合は、無派閥の菅義偉前首相が月刊誌「文藝春秋」で、岸田首相が首相就任後も宏池会の会長を務めることに「(自民党が)派閥政治を引きずっているというメッセージになって、国民の見る目は厳しくなる」と苦言を投げかけてから初の開催となる。

 自民党関係者は「岸田首相の派閥会合欠席は、総理自らの判断です。国会で本会議や委員会が開かれる日は、派閥の会合には出ていませんでした」と明かす。菅氏の苦言については、「菅氏は年末年始にかけて、岸田政権の増税方針、派閥政治が問題だとしています。安倍晋三元首相は総理在任中、清和政策研究会の会長職から離れていましたからね。今後は党内政局までに発展するのかがポイントです」と指摘した。

〝わが道〟を突き進む岸田首相は、菅氏の苦言に耳を傾けず、今後も宏池会会長を続けるものと見られている。

「宏池会事務総長の根本匠氏は、岸田首相が引き続き派閥会長を務める認識を示しました。首相在任中も岸田首相は派閥会長を辞めず、続ける可能性がありますね」と永田町関係者は語った。