今度こそ綱をつかむ。大相撲初場所で3度目の優勝を果たした大関貴景勝(26=常盤山)が23日、オンラインで会見した。

 前日の千秋楽では幕内琴勝峰(23=佐渡ヶ嶽)との相星決戦を制し、13場所ぶりに賜杯を奪回。次の春場所(3月12日初日、大阪府立体育会館)での綱取り再挑戦に向けて「(横綱は)自分の夢でもあるので。とにかく稽古して、謙虚にやっていくことしかない。周りで支えてくれるみんなの夢も背負って頑張りたい」と改めて意欲を示した。

 兵庫出身の貴景勝にとって、春場所はご当所力士として迎える。「十両に上がることを決めたのも、大関を決めたのも大阪。今回もいい経験をさせてもらえるように、しっかり頑張っていきたい。ご当所でもあるので、とにかく恥ずかしくないような相撲を取りたい」と地元ファンの前での奮闘を誓った。

 初場所は横綱昇進の可能性もあった中、3敗したことで見送りとなった。再び土俵人生をかける15日間へ向けて「精神的なものが一番大事になってくると思う。土俵に上がっても、ひるまず〝これだけやったから大丈夫〟という自信を持てるような精神状態に持っていけるように。日々の生活が大事になってくる」と気持ちを引き締めた。