韓国1部全北への移籍を巡ってMF天野純(31)を〝罵倒〟した同蔚山の洪明甫監督(53)を韓国総合格闘技界の〝ドン〟が擁護した。

 今回の騒動では、洪監督が天野に対して「今まで会った日本人選手の中で最悪だ」などと激しく糾弾して波紋を呼ぶ中、天野が移籍の経緯を説明。すると今度は蔚山側が再反論するなど泥沼の様相を呈している。

 日韓両国で波紋を広げており、特に洪監督が感情をむき出しにして国籍まで持ち出して批判を浴びせたことには非難の声も高まっているが、洪監督を援護射撃する人物が現れた。

 韓国紙「日刊スポーツ」によると、韓国の総合格闘技団体「ロードFC」の創始者でもあるジョン・ムンホン代表が今回の騒動に言及。「洪明甫監督の発言に全面的に同意するわけではないが、苦しい気持ちは100%共感できる」と洪監督を擁護した。

 その理由について「選手たちは何か気に入らないことがあれば、協会やチームの立場を考慮せず勝手に行動し、暴露する。主流から押し出された勢力は今だと思ってクーデターさせるために世論を操作し、また扇動する」と指摘。

 続けて「多角的な視点から騒動を見ることが重要だ。大衆は監督や協会より選手の方に味方しがちで、選手たちも自信を持って自分の声を出す時代なのに、監督だけが自らの声を出せないのは逆差別ではないか」と持論を展開した。世論は選手に同情的になりがちだが、監督側の心情も察するべきというわけだ。
 天野と洪監督による騒動がついにサッカーの枠を飛び越えて他の競技にも飛び火してしまった。