弁護士でタレントの本村健太郎氏が16日、読売テレビ「かんさい情報ネット ten.」に出演。安倍晋三元首相銃撃事件で起訴された山上徹也被告の裁判について解説した。
奈良地検は13日、殺人と銃刀法違反(発射、加重所持)の罪で山上被告を起訴。裁判員裁判で裁かれることになる。
今後、建造物損壊や公職選挙法違反にも問われる可能性があり、本村氏は「すべての罪が起訴された段階で、まとめて一つの裁判で同時に審理をして判決を下す。殺人罪プラスいくつかの罪なので、死刑または無期または最高で30年以下の懲役。有罪判決ならばそうなる」と解説した。
山上被告は「母親が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に入信し、1億円以上の献金で家庭が崩壊した。安倍元首相が旧統一教会と近い関係にあると思った」などと供述しており、本村氏は〝安倍氏と旧統一教会との関わり〟を立証できるかどうかがポイントだと指摘する。
「基本的には旧統一教会に対する恨みが犯行の動機であるようなんですが、その恨みがなぜ安倍元首相になったのかの解明が一つのポイント。動機として、恨みなのか、それとも本人が一部供述しているとされる、世間に安倍元首相と旧統一教会との関わりがあると知らせたいというところをどう判断するか」と解説した。
立証に向け公判前整理手続きが行われ、裁判までには「早くても半年、一年くらいかかる可能性はあります」と予想。量刑については「政治信条に基づく犯行ではない。あくまでも個人的な恨みでその対象は宗教団体。家庭内で起きたことに対する怒りのようなものを、裁判員がどう評価するのか。同情や境遇に対する共感を強調すると、情状酌量の余地が出てくるかもしれない。社会に対するアピールというか、この問題についてみんなで考えてもらいたいとか、本人だけの責任ではないというところまで含めて事情を斟酌するのか、難しい裁判になる可能性はある」と見通しを示した。










