〝バカサバイバー〟こと青木真也(39)が、大みそかの格闘技イベント「RIZIN.40」(さいたまスーパーアリーナ)を忖度なしにぶった切る。ベラトールとの対抗戦を大いに語った青木は、他の注目カードにもメスを入れた。
まずは伊澤星花がパク・シウとの接戦を制した「RIZIN WORLD GP2022 スーパーアトム級トーナメント」決勝。結果は判定2―1で伊澤に軍配だったが、青木は「俺はパク・シウの勝ちだと思った。あれが伊澤なら、対抗戦はAJ・マッキーじゃなくてサトシの勝ちになるから」と声をしゃがれさせる。
では、その分かれ目はどこにあったのか。青木は、女子格闘技の特徴にあるという。
「女子の場合、打撃のヒットが分かりづらいんだ。ダメージが目に見えにくいから。さらにこの試合は軽量級なので、打撃によるダメージが一層、表面的に見えなかった」
この日のメインでAJ・マッキー相手にグラウンドで積極的に攻めていたホベルト・サトシ・ソウザだが、上からの打撃を受けて試合後は顔面を晴らした。一方で伊澤に目に見えるダメージは少なかったとあって「男子は明らかに顔面にダメージが出たり動きが止まったりするけど、女子はそれが出にくいんだよ。それでダメージがイーブンとされて、コントロールで伊澤についたんだと思う。伊澤がうまかったってことだ」と分析した。
続いて矛先を向けたのはジュニア・タファに1R1分38秒スタンドパンチでまさかのTKO負けを喫したスダリオ剛だ。青木は「日本におけるヘビー級の現状って、ぶっちゃけ〝にぎやかし〟なので、世界との差なんて関係ない。主催者としては、ぶん殴り合ってくれればそれでいい」と指摘。
その上で「そういう意味でスダリオは良かった。組み付く選択はなかったから。もしかしたらこっちのパンチが当たるかもしれないし、向こうのをもらうかもしれないっていう、おみくじみたいな試合だった。ちゃんと仕事をしていたよ」と評価する。
だが、スダリオの今後を「あの戦い方は消耗するので長くはできない。そういう意味で今後もこの戦い方を続けるのか、違う戦い方を模索するのか、そこをどうするのか見たい気はする」と勝手に思案。そして「日本のヘビー級といえば石井慧だろ。何やってるんだって。今こそスダリオ vs 石井慧だ。もしやるなら石井さんのセコンドにつきたい。今年の大みそかあたりにいいんじゃないか?」と提言した。
最後に言及したのは、ボクシングに準じたスタンディングバウト特別ルールで梅野源治と対戦した平本蓮。それぞれのセコンドに昨年騒動を起こした久保優太とシバターがついて開始前にもめる〝寸劇〟を繰り広げたが、青木は「結局シバターと久保をリングに乗っけた時点で茶番になっちゃった気がする。あれはやっちゃダメでしょう。もっとシリアスにした方が良かったと思うけどなあ…」とボヤいてみせる。
さらにこの試合後には来春に平本が初代RIZINフェザー級王者の斎藤裕と対戦することが発表された。これにバカサバイバーは「斎藤のコンディション次第でしょう。ぶっちゃけ、斎藤はだいぶ(状態が)落ちていると思う。本来、経験値とかを踏まえれば斎藤なんだけど、落ちていれば平本にチャンスがある」と分析。そして「しかし、平本はすごくいいところに行くな。弥益といい。いいところで組んでるよ」と妙に感心して見せた。
また、同様に発表された「朝倉未来 vs 牛久絢太郎」の一戦については、まさかの「これは分からない」。歯に衣着せぬ男が一体どうしたのか。迷う原因は未来のメンタル面だ。「朝倉がどこまで戦えるのか分からないというかさ、やる気がないかもしれないじゃん。『負けたら引退』って言うってことは、もう気持ちが切れてる可能性もあるわけで…」と話した。
大いに分析した青木は、最後に「皇治のアニキと芦澤竜誠はさ、巌流島ルールで戦えばいい。転落ありで」と吐き捨てると、日本武道館から自転車で走り去った。












