【青木真也が「RIZIN×ベラトール」対抗戦をぶった切り!(1)】大みそかの格闘技イベント「RIZIN.40」(さいたまスーパーアリーナ=SA)で行われた「RIZIN vs.BELLATOR全面対抗戦」は、RIZIN軍の5戦全敗に終わった。この屈辱の結末はなぜもたらされたのか。〝バカサバイバー〟こと青木真也(39)が年明け早々、2回に分けて忖度なしにぶった切る。前半は「ホベルト・サトシ・ソウザvsAJ・マッキー」「クレベル・コイケvsパトリシオ・ピットブル」とボンサイ柔術の2大エースが判定で敗れた2試合だ。
対抗戦全敗という結果に青木は「ベラトールの選手たちは『PRIDEを尊敬してる』とか言ってるけど、結局は〝競技の人〟だから。競技に持ち込まれたら勝つのは難しいんだよ」と声をしゃがれさせる。「競技の人」とはどういうことなのか。大将戦でRIZINライト級王者のホベルト・サトシ・ソウザがベラトールの前フェザー級王者のAJ・マッキーに敗れた試合を分析しつつ青木はこう説明する。
「一部で『判定がどうなの』とか言われてるけど、アレだとマッキーにつけるしかない。打撃の優勢度とトップコントロールを含めるとそうなるんだ。RIZINだと下から攻めるスタイルで一本取れるから成立しちゃうけど、その寝技に対応できる〝本物〟が相手だとポイントゲームにされて負ける」
ソウザがこの試合でも見せた戦術は、自ら下になってグラウンドの攻防に引き込んで三角絞めなどで一本勝ちを狙うもの。だが引き込んでも寝技に対応されて上をキープされ、打撃を浴び続けた場合は青木の指摘通り判定負けとなる。そのような勝ちに徹する戦い方を青木は〝競技〟と呼んでいるわけだ。
ちなみにマッキーは試合後、10年前に父親のアントニオ・マッキーが青木にさいたまSAで敗れていることから「そういう意味でもリベンジができて良かった」と話している。これには「あんなのリベンジになってないだろ。何言ってるんだ。電流爆破でやってやろうじゃないか。親子で来い。こっちは青木、大仁田組で迎え撃つ。来年の年末に会おう」と絶対に本人に伝わらないメッセージを本紙を通してマッキー親子に送った。
話を戻そう。競技の壁という部分では、副将戦でパトリシオ・ピットブルに判定負けしたクレベル・コイケはソウザ以上の差を見せつけられていたという。青木は「MMAをやっている人から見ると到底超えられない差を感じたよ。ピットブルは全局面で上回りつつ一切勝負をせずにポイントで勝利を取りに行ったあれこそ。まさに〝競技〟だ」と断じた。
コイケとピットブルの差の詳細については「単純に一点突破の限界だ。MMAとしての完成度の差」と、トータル的なファイトができるピットブルと寝技に活路を見いだすコイケの違いだとする。青木は「ちょっと絶望的だった。ある意味KOより残酷だ。ガラパゴス状態の日本国内リーグなら成り立つものが、やっぱり成り立たなかったよね。現実を見せつけられたんじゃないか」と大げさに嘆く。その上で相手のピットブルについて「それにしたって安全運転すぎるけど。あれだけのキャリアになっても初心者マーク付けて運転しているようだった。でも、そこが競技者としての強さなんだよ。みんな見ていて『もうちょっと決めにいって欲しい』って思ったでしょ? 違うんだ。あいつらは『勝てばいい』しかないから」とリスクを最大限に取らずにポイント勝ちを狙いにいったと指摘した。












