大相撲夏場所6日目(15日、東京・両国国技館)、大関経験者の幕内朝乃山(32=高砂)が幕内獅司(雷)を力強く押し出して、2敗をキープした。取組後は「今日は(相手が)かちあげをやってくるのが見えた。しっかり相手を見ながらいけた」と手応えを口にした。

 今場所は初日に幕内錦富士(伊勢ヶ浜)を下して幸先のいいスタートを切った。しかし、2日目に幕内伯乃富士(伊勢ヶ浜)に敗れると、5日目まで白星と黒星が交互に続いていた。悪い流れを止めて「あと9日間あるので。まだまだ長いので、今日みたいな相撲を取っていきたい」とうなずいた。

獅司(左)をきっちり押し出した朝乃山
獅司(左)をきっちり押し出した朝乃山

 この日は師匠の高砂親方(元関脇朝赤龍)が、幕内前半の勝負審判を務めた。朝乃山の取組について「あの流れで前に出られたのは良かった。体が動いている。白星が2つ先行したからいいんじゃないですか」と高評価。場所中の朝稽古では、相撲を取る日と取らない日があるといい「調子はいいから。一日一番、これからだと思う。そういう気持ちでやっていると思う」と力説した。

 再入幕を果たした初場所が9勝、春場所が8勝。元大関が完全復活へ、7日目以降も白星を積み重ねられるか。