ロシアサッカー連盟(RFU)が27日、予定されていた欧州サッカー連盟(UEFA)からアジアサッカー連盟(AFC)に移籍するための決議を再延期した。

 同国の国営通信社「RIAノーボスチ」は「延期は、ロシアのAFCへの移行の可能性に関連する〝追加の協議〟の必要性と関連している」と報道。年内の31日までに実行委員会の投票を実施する方針を示した。

 すでに一度延期しており、今回で再延期となるがその裏には国際サッカー連盟(FIFA)との水面下での〝交渉〟がありそうだ。

 同国メディア「スポーツエクスプレス」は、RFUのバチェスラフ・コロスコフ名誉会長の見解を報道。「明らかに彼ら(RFU)はこの問題を、FIFAとAFCの両方とより具体的に調整するために時間をかけたんだ。そのような談合がなければ、それ(延期)は賢明ではないからだ。今後は年末までに決定を下す義務がある」と指摘。RFUがFIFAと何らかの協議を行って現在、詳細を詰めているとした。

 同国放送局「マッチTV」はRFUがFIFAから〝譲歩〟を引き出すことに成功すると報道。「FIFAはロシアがAFCに移籍する際に、2026年W杯予選にロシアが参加することに干渉しない」と指摘した。FIFAはウクライナ侵攻の現状から、ロシアの国際大会への出場禁止を全面的に認めることはしないが、次回のW杯予選に関しては限定的に〝黙認〟する方向で、RFU側と調整している可能性が出てきた。

 もともとFIFA内部には親露派も多く、同国の巨大スポンサーを多く抱えてきた。そのため、ロシアのW杯予選への出場が可能となる方針が、急転されることも考えられる。

「ロシアチームがW杯予選に参加できるように、RFUは12月31日までにエントリーを申請する時間がある」と同局。FIFAは重大な〝決断〟を下すのか、大きな注目が集まる。