岸田文雄首相(65)は26日、〝政治とカネ〟の問題が指摘される秋葉賢也復興相(60)を交代させる方針を固めた。

 秋葉氏は先の臨時国会で昨年10月の衆院選で秘書2人に公職選挙法に違反する報酬を支払っていた疑いや自身が代表を務める政党支部が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体に会費を支出したことなどをめぐり、野党側から厳しい追求を受けていた。

 これを受けて秋葉氏は公選法違反に関する疑惑を否定し、違法な報酬とされた支出は誤記載だったとして、昨年の衆院選の選挙運動費用収支報告書を修正していた。

 岸田首相はこの日、都内で行った講演で秋葉氏の交代について「『政治とカネ』をめぐる問題が先の国会からずいぶんと指摘されてきた。国民の信頼が何よりも基本であると考え、取り組まなければならない課題を整理した上で、政府・与党として姿勢を示すことを考えたい」と語った。

 岸田内閣の閣僚辞任は山際大志郎前経済再生担当相、葉梨康弘前法相、寺田稔前総務相に続いて4人目となるが、秋葉氏の後任をめぐり、〝伊藤騒動〟が持ち上がっている。

「後任には元金融担当相の伊藤達也衆院議員で調整が進んでいると伝わるが、本人は現時点で否定しています。実は、同じ『伊藤』でも宮城4区選出の伊藤信太郎衆院議員ではないかと言われているんです。苗字が同じでも名前が違うとなればことは重大です」(自民党関係者)

 岸田首相は秋葉氏の後任人事をめぐって混乱に見舞われた格好だが、27日に正式決定する。