今年で49回目を迎えた東京スポーツ新聞社制定「2022年度プロレス大賞」選考委員会が15日にオンラインで行われ、最優秀タッグチーム賞は、新日本プロレスのグレート―O―カーン、ジェフ・コブ(40)組が接戦を制し初受賞した。

 選考はスターダムの「メルティア」(中野たむ&なつぽい)、ノアの杉浦貴&小島聡との三つどもえの争いに。最初の決選投票では17票中6票にとどまり8票を集めたメルティアの後塵を拝したが、いずれのチームも過半数に達しなかったことで「メルティア」との最終投票へ。ここで9票を獲得。逆転で受賞を決めた。

 コブは「まずは受賞できて本当に光栄だ。俺とオーカーンが選ばれたのは当然かな。今年IWGPタッグベルトを2回奪取、過酷な防衛戦を戦ってきた。対戦した誰もが俺らにビビってたしな。来年も今年以上のユナイテッド・エンパイア旋風を巻き起こすぜ」とコメントを寄せた。

 一方で今年は年間を通じて活躍したチームが少なく、選考委員からはタッグ戦線の不作ぶりを指摘する声も相次いだ。特別選考委員の小橋建太も激論の末に「これといったチームが出てきていないということが、確かに感じられた。2年くらい歴史のあるチーム、(ファンが)思い入れのあるチームがないですよね」と問題提起した。

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