J1神戸の元日本代表FW武藤嘉紀(30)が、テクノロジーの進化に複雑な胸中を抱いている。
8日は都内で開かれた「スポーツの未来を共に創ろう ―A BETTER FUTURE TOGETHER― 選手と一緒にスポーツを贈ろう!プロジェクト」発表会に出席。トークセッションや質疑応答などでファンと交流する中、開催中のカタールW杯でベスト16入りを果たした森保ジャパンに言及した。
1次リーグE組で強豪のドイツ、スペインを破り、決勝トーナメント1回戦でクロアチアに惜しくも敗れたが、武藤はキャプテンのDF吉田麻也(34=シャルケ)について「よく仲良くさせてもらっているけど、キャプテンとしてどれだけ重圧がすごかったのかというのは想像しがたい。34歳であれだけのパフォーマンスを続け、かつ日本チームをまとめてこのような結果を得たというのは本当に素晴らしいことだと思いますし、彼なしではこの結果は生まれなかったと思う。リーダーシップ、背中で見せる、すべてが伴っていた印象を受けた」と感想を語った。
一方、スペイン戦の得点がVAR判定に持ち込まれるなど、今大会はプレー環境が大きく変わった。このテクノロジーの導入に関する質問を受けると「正直難しい質問案ですけど」とした上で、次のように私見を述べた。
「自分たちにいいように働けばいいシステムだったと思いますし、もしもそれでゴールが取り消されたり、自分たちにとって不利なことが起きた場合は、それは気持ちよくないことなので、一概に導入されてよかったと言えるかといえば、あんまりプラスな言葉は出ないのかなと。今回もそれで日本にとってはテクノロジーがあったからスペイン撃破にもつながりましたし、ここで歓喜に沸いた日本と涙したスペインという立場があって、これが逆だったらどうだったのかというのもあるので、進歩というよりやり方が変わったんだなと思います」
前回のロシア大会で代表入りし、大舞台を経験した武藤にはいろいろと思うところがあるようだ。
同プロジェクトは楽天がこの日から武藤、DF酒井高徳といった同クラブの選手らが使用したアイテムを「楽天ラクマ」に出品し、その売上金で購入したスポーツアイテムをスポーツ助成団体に寄付する。












