日本かクロアチアか――。MMAファイターの石井慧(35)が、煙幕を張った。

 カタールW杯1次リーグE組最終戦(1日=日本時間2日)に優勝候補のスペインを2―1で撃破した日本は、同組首位で2大会連続の決勝トーナメント進出が決定。1回戦(5日=6日)で前回準優勝のクロアチアと激突する。

 これで複雑な立場に置かれたのが石井だ。クロアチアに練習拠点を置き、2019年に国籍を取得。今年6月には同国のボクシングコミッションでライセンスを取得し、8月に開催されたボクシング元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏が会長を務める「3150ファイトクラブ」主催の「3150ファイトvol.3」(大阪)には、クロアチア戦士「サトシ・イシイ」の名で出場しているからだ。

 石井は2日に自身のツイッターを更新し「W杯でクロアチアか日本のどちらを応援するのかきかれるのですが」と予想通りの質問があったことを明かした上で、「試合が終わるまではそれを明かさずに勝った方を応援していたことにします」とつづった。両国とも思い入れが深いため、ひとまず〝中立〟な立場を貫くようだ。