【FIFAワールドカップ】DF吉田麻也主将(34=シャルケ)が、スペイン戦でプレーだけでなく“コミュ力”も試されようとしている。

 ドイツ戦の大金星後にコスタリカ戦で敗戦。1次リーグ突破がかかる一戦で結果を残すにはキャプテンの力量も重要で“チーム一丸”をつくり出すなどの役割も求められる。チームメートへの働きかけが結果を左右する可能性もあるが、吉田には“武器”があった。

 吉田が使用するミズノ社製スパイクの開発に携わった富田壮氏は「普段のやりとりではすごい気さくに話しかけてくれるが、決してなれ合いではなくて、しっかり要求するべきところはしてくる。なかなか上手に言葉にできない選手もいるが、吉田選手は言葉にするのが本当に上手だと思う」と証言する。

 自身の意見を的確に伝えるセンスは抜群というわけ。気になる点があった場合も突き放すのではなく、具体的な意見で批判的にならない言葉を選ぶセンスを備えているという。もちろん、発足当初から主将を務める森保ジャパンの活動で、その力を発揮してきたが、この大一番がこれまでの集大成となりそうだ。

 吉田は30日、W杯をキッカケにして人気復活の兆しに「注目されることに関しては非常にうれしい。ここで予選を突破できるかどうかが、日本のサッカーにとって将来を左右する」。再び強豪を撃破し、さらにサッカー熱を高めることを誓った。