女子プロレス「スターダム」の〝闇の黒虎〟スターライト・キッドが、自身初となるハードコアマッチ出場の姿勢を見せたことで、大きな話題を呼んでいる。

 26日の川崎大会ではデスマッチ&ハードコアユニット「プロミネンス」の世羅りさ&鈴季すず&柊くるみが、「コズミック・エンジェルズ」の中野たむ&なつぽい&ウナギ・サヤカにハードコアマッチで勝利。試合後はキッド、渡辺桃、鹿島沙希が持つアーティスト王座への挑戦を表明し、12月29日東京・両国国技館大会での王座戦が決定的となった。

 しかも、キッドは迎え撃つ立場であるにもかかわらず「お前らが望むなら、ハードコアでやってもいいんだぞ」と、あえて相手の土俵に上がることも辞さない姿勢を示した。

 これまでハードコアマッチの経験はないが、闇の黒虎を突き動かしたのは、先日の新日本プロレスとの合同興行で組んだ盟友、エル・デスペラードの存在だ。

「ずっとハードコアとかデスマッチは怖くて近づきたくなかったけど、デスペッチもハードコアをやっていたしね。もし次、デスペッチと組める機会があるなら、そういう道に踏み込んでもいいかなと思うので、今回はいいきっかけになるんじゃないかなって」

 デスペラードは9月に憧れの葛西純とノーDQ戦で対戦し、壮絶な死闘を繰り広げた。その試合を見て、キッドの心が駆り立てられたという。

 もちろん、ハードコアマッチだけが目的ではない。9月の「5★STAR GP」で敗れ、屈辱的な言葉を浴びせられた鈴季にリベンジを果たすことが最優先だ。

「面白い相手を見つけたなって。同世代が一番、熱が入りやすい。すずはプロレス界のいい位置にいるヤツだと思うので、私にとっておいしい相手だよね。このままじゃ終われないので、やり返さないと」と復讐の炎を燃やす。

「自分のプロレスの幅が大江戸隊に来て広がったので、もっと広げていきたい。新しいことに挑戦したい」。闇の黒虎が新境地を開拓する。