20日開幕のカタールW杯に臨む日本代表で好調をキープするMF三笘薫(25=ブライトン)の起用法をめぐり、賛否両論が出ている。

 三笘は切れ味鋭いドリブル突破を武器に試合の流れを一変できるプレースタイルのため、スーパーサブとして起用が適任という声は大きい。実際、3月にアウェーで行われたW杯アジア最終予選オーストラリア戦では後半39分から途中出場し、積極的に仕掛けて2得点をマーク。日本の7大会連続出場に大きな貢献を果たした。

 ここまでA代表9試合5得点と高確率でゴールを決めているものの、スタメンは3試合の三笘について、元日本代表MF前園真聖氏も「スタメンから出すと、彼の良さが生きないと思います。やっぱり相手が疲弊している時に途中から出すと日本の武器になるはず」と話していたように〝切り札〟として起用するのが「最適」というサッカー関係者は多い。

 ただ、三笘はJ1川崎時代も含めてスタメンでも十分に存在感を示している。今季から世界最高峰と言われるイングランド・プレミアリーグに参戦。2試合連続のスタメン出場となった11月5日(日本時間6日)のウルバーハンプトン戦ではヘディングで初ゴールをマークするなど、全3得点(〇3―2)に絡む活躍でチームの勝利に貢献している。

 さらにロシアW杯で日本代表を指揮した名将の西野朗氏は「三笘の使い方? 別に先発で使えばいい。全然やれるし、いける。まったく問題ないよ」とスタメン起用を支持していた。かねて攻撃サッカーを標ぼうしてきた西野氏だけに、特別な攻撃力を有する戦力をベンチに温存するのは〝もったいない〟という意向のようだ。

 森保一監督(54)は三笘について「彼自体が戦術」と最大級の評価を下し「個人で打開できる能力がある選手だからこそ託している」と信頼を寄せた。左サイドはMF南野拓実(モナコ)やMF久保建英(レアル・ソシエダード)が先発争いをするとみられている中、スペシャリストの起用法が注目されそうだ。