シンガポールの格闘技イベント「ONE163」(19日、シンガポール・インドアスタジアム)で、ザイード・イザガクマエフ(ロシア)と対戦する〝バカサバイバー〟こと青木真也(39)が心中を語った。
すでにシンガポール入りしている青木は、国際電話で取材に応じ「元気ですよ。なんて言ったってこの間、皇治のアニキがボッコボコに殴られてたじゃないですか。いやー良かった。おかげで勇気をもらえたよ」と、緊張感なく声をしゃがれさせた。天敵の〝世界の田中〟こと皇治が13日(日本時間14日)にドバイでジャハン・イングラム(米国)と行ったエキシビション戦で力をもらったとうそぶき「アニキをボコボコにしてくれた相手に感謝を言いたい!」と声を弾ませた。
だが、少し客観視すればふざけている場合ではない。自身は3月に実現した因縁の秋山成勲戦で2ラウンド(R)1分50秒で逆転のTKO負け。5月には柔術家のケイド・ルオトロとのグラップリング戦で判定負けを喫するなど黒星が続き崖っぷちだ。今回、再起を目指す試合で強豪との対戦になるが「不思議と淡々としてるんだよね」と明かす。その理由を問われると「なんか〝やり切った感〟があるというか。ここからはウイニングランというか、言ってしまえばもう、惰性だよね。だからじゃないかな」と自己分析。そして「惰性として挑む最初の試合だから。そこでケージに入って自分がどうなるかわからないから、それは楽しみだよ」と達観した様子で話した。
続けてバカサバイバーは「それはそれとして。負けられない理由があるんだよ」と意を決したように話す。ついに進退をかける気になったのかと思いきや「これ以上負けたら、絶賛白星配給中の〝ウソつき〟こと奥田啓介戦をお願いするしかなくなるだろ。でもそうはなりたくない。だから勝ちたい」と意気込んだ。
一応、真面目なバージョンの意気込みも問うと「テーマは浪花節だ。情緒のある〝日本格闘技〟を見せたい。今風の〝ジャパニーズMMA〟とは違う戦いを見せるから。じゃあ、また試合後に」として、電話を一方的に切って取材を強制終了した。











