〝師弟断絶〟の背景は…。大相撲九州場所4日目(16日、福岡国際センター)、幕内逸ノ城(29=湊)が大関正代(31=時津風)を力強く寄り切り、星を2勝2敗の五分に戻した。
初日から3日連続で報道陣の取材に応じていなかった逸ノ城が、ついに沈黙を破った。NHKの大相撲中継のインタビューに「自分の相撲が取れたので良かった。体は動いているので、しっかりやっていきたい」。その後のオンライン取材でも「自分の相撲に自信を持ってやっていきたい」などと語った。
今場所前には、酒に酔って部屋のおかみさんに手を上げた疑惑が浮上。師匠の湊親方(元幕内湊富士)と断絶状態にあることも判明した。逸ノ城に近い関係者は現在の師弟関係を「深刻な親子ゲンカ」と表現。その上で「他の多くのモンゴル出身力士と違って、逸ノ城は本物の遊牧民。世間を知らないまま日本へ来たから、ストレスとの向き合い方が分からない。いろいろと不満がたまって〝反抗期〟みたいな感じになっている」と指摘した。
今場所は横綱照ノ富士(伊勢ヶ浜)が休場中。4日目を終えて早くも全勝力士が消えるなど、一年納めの場所は混戦模様だ。7月の名古屋場所を制した逸ノ城も、トップとは1差。騒動の渦中にある〝モンゴルの怪物〟の動向から、ますます目が離せなくなってきた。











